赤い実の木
赤、ピンク、赤紫、橙などを含む。写真は未熟なために、まだ赤くないものもあります。
赤くなる実は果実の分類上では、ほとんどが多肉果になります。多肉果とは、いわゆる果物(くだもの)的な果実で、その中には液果(あるいは漿果、ブドウ、サルナシなど)、ウリ状果、ナシ状果、ミカン状果、核果(ウメ、モモなど)などが含まれます。中には乾果(熟すと乾燥する)もありますが、赤くなる部分(果皮や種皮)は液状(多肉質)のものが多いと言えます。
いずれも種子散布の戦略としては動物(主に鳥)に食べられることで、親から遠くに離れることを狙っているようです。目立つ色として赤系の色になったのでしょう。しかし食べてみると美味しくないものも多いようで、鳥は赤い実をそれほどは好まないようです。