ゴンズイ |
学名 | Euscaphis japonica |
別名 | クロハゼ | |
権萃 | 分類 | ミツバウツギ科ゴンズイ属 (落葉小高木) |
樹皮の模様が、魚のゴンズイに似ている、あるいは役に立たないところが似ている、などその名のついた魚との関係がありそうだ。 | 原産・分布 | 本州(関東地方以西)、四国、九州、沖縄。朝鮮、中国、台湾 |
神奈川県 | 丹沢、箱根のブナ帯を除いて全域に分布する。 | |
用途 | 庭木 | |
林内に生える。枝はやや太く、紫褐色を帯びている。 | 枝 千葉 上総湊 060810 |
|
樹皮は灰緑色で、白褐色の皮目が、縦縞状に見える。この模様が、魚のゴンズイに似る(そう思えば、そう見える)。 | 幹 千葉 上総湊 060810 |
|
葉は奇数羽状複葉が対生する。葉軸は赤みを帯び、2〜4対の小葉がつく。小葉は狭卵形で、質はやや厚く、両面無毛。縁には細かい鋸歯がある。 | 葉 千葉 上総湊 060616 |
|
5〜6月に枝先に円錐花序を出し、淡黄緑色の小さな花を多数つける。花は小さく閉鎖花のように花弁が少ししか開かないので蕾のようにも見える。 花言葉 「一芸に秀でる」 花も樹もあまり冴えないが、実だけは目立つのでついた花言葉。花言葉ではなく実言葉か。 |
花 千葉市 小倉の森 180516 |
|
果実はミカンの房状の袋果。9月半ばには、赤く熟して裂け、中から黒い光沢のある種子が、1〜2個現れる。 | 実 茨城県 筑波 061018 |
|
若枝は太く無毛、緑褐色でつやがある。白い皮目がある。 枝の先端に、通常2つ冬芽がつく。芽燐は1〜2対。この冬芽の形が仲間のミツバウツギと似ている。 |
冬芽 神奈川県 二宮町 080308 |
|
冬芽が大きく、葉痕はそれほど大きくないが面白い顔をしている。 | 葉痕 千葉市 小倉の森 130116 |
|
若い葉は艶があり柔らかい。開き始めたシュートの中に花序も見える。 | 芽吹き 千葉市 小倉の森 160409 |