サネカズラ |
学名 | Kadsura japonica |
別名 | ビナンカズラ、トロロカズラ | |
実葛蔓 | 分類 | マツブサ科サネカズラ属(常緑つる性) |
実(サネ)が美しいカズラ(葛)の意味。上代には、蔓草を髪の飾りとし、髪蔓(カミツラ)と言ったのがカズラとなった。また、茎に粘液を含み、整髪に用いたため、別名がある。 | 原産・分布 | 本州(関東地方以西)、四国、九州、中国、台湾、済州島 |
神奈川県 | 丘陵地や山地の樹林内で普通に生える。横浜でも普通。 | |
用途 | 庭木 | |
低山、丘陵地の林地に生える。付着根や巻きひげを持たず、樹木にからみつく。林内では、林床に広く展開していることが多い。 | 樹 横浜市 港北区 071114 |
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古い茎は、褐色の軟らかいコルク質につつまれる。柔らかくかつ丈夫なため、縄の代わりになった。 また粘液を含むため、古くは水に抽出して整髪に用いた。別名のビナン(美男)カズラはここから。 |
蔓 横浜市 港北区 071114 |
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葉は互生し、やや厚く光沢がある。葉身は、長楕円形または長卵形で、両面ともに無毛。裏面は紫色を帯びることがある。縁には小歯牙がある。 | 葉 神奈川県 二宮町 080712 |
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雌雄異株または同株。花は通常単性花だが、まれに両性花もあるらしい。 8月頃に葉腋に下垂する。花被片は淡黄白色で9〜15枚。 花言葉「再会、また逢いましょう」など。 |
雄花 横浜市 旭区 080830 |
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果実は液果で長い柄の先に、球状に集まり、秋に赤く熟す。食べると苦みがある。漢方では強壮薬とした。 ★薬効★滋養、強壮、鎮咳薬(生薬名「南五味子(なんごみし)」 果実を干したもの)。チョウセンゴミシの代用。 |
実 横浜市 旭区 081129 |
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種子は1個の果実に2個づつ入る。5mmほどで腎形またはハート形になる。 | 種子 東京都 多摩市 |
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冬季に落葉はしないが、葉が赤くなることがある。 | 冬葉 千葉県 上総湊 080316 |