ニワトコ |
学名 | Sambucus racemosa |
別名 | タズノキ、セッコツボク | |
庭常、接骨木 | 分類 | スイカズラ科ニワトコ属 (落葉低木) |
和名は、ミヤツコギ(造木、宮仕う木)、またはニハツウコギ(庭つ五加木)が転じたとする説がある。古来、神事に用いた木幣を、ニワトコから作ったので宮仕う木となったとする。接骨木は、中国のトウニワトコ(漢名=接骨木)と似ているため。 | 原産・分布 | 本州、四国、九州、奄美大島。朝鮮南部、済州島。 |
神奈川県 | シイ・カシ帯〜ブナ帯の雑木林に生え、県内の全域で普通に見ることができる。 | |
用途 | 庭木、細工物 | |
日当たりのよい山野に普通に生え、庭にも植えられる。株立ち状で、3〜6mになる。 | 樹 川崎市 東高根公園 030413 |
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若い枝は淡緑色あるいは淡褐色、古くなると灰褐色で、樹皮は縦に割れる。 2〜3月に緑褐色の新芽が出る。他の植物が、まだ寝ている頃なので目立つ。 ★食★若芽を山菜として利用できるが、多量を食べない方が良い。 |
幹・新芽 横浜市 四季の森公園 030215 |
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葉は対生し、奇数羽状複葉。小葉は2〜3対あり、長楕円形あるいは広楕円形、縁には細かい鋸歯がある。 この対生、複葉の葉を鶴にみたて、タヅノキ(鶴の木)の別名がある。 |
葉・蕾 横浜市 三つ池公園 030406 |
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4〜5月に、展葉と同時に本年枝の先に、円錐花序を出し、淡黄白色の小さな花を多数付ける。 花冠は5裂して反りかえる。雄しべは5本、雌しべは1本で共に短い。 |
花 横浜市 港北区 (植栽) 050409 |
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6〜7月に実は熟して赤くなる。 | 実 群馬県 新治村 050702 |
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冬芽は大きい卵形。葉痕が、何とも言えない形をしている。まるでマンガの主人公だ。 | 冬芽・葉痕 横浜市 港北区 070110 |