ナツグミ

学名 Elaeagnus multiflora.
別名
木半夏(中)
夏茱萸 分類 グミ科グミ属 (落葉小高木)
夏に実が熟すのでこの名。「グミ」はグイ実の略。グイとは棘の意で、棘のある木の実。他に、含む(ククム)実が転じたと言う説も。漢字の茱萸は、別の木を表し、本来は誤り。 原産・分布 北海道、本州、四国、九州、
神奈川県 全域に点在する。林縁や樹林内に生える。
用途 庭木
山野に生える。庭にもよく植えられる。若枝には赤褐色の鱗片がある。

川崎市
多摩区
(植栽)
040414
ナツグミ樹
しばしば枝が棘状になる。グミ属の特徴は、この棘と、樹全体に鱗片が多いこと。

厚木市
七沢森林公園
080428
ナツグミ棘
葉は互生し、長楕円形あるいは倒卵状長楕円形で変移が多い。縁は全縁、表に脱落性の灰白色の鱗片および鱗毛があり、裏面には銀色の鱗片にまばらに褐色の鱗片が混ざる。

世田谷
(植栽)
040522
ナツグミ葉
4〜5月に、葉腋に1〜2個の花が下垂する。花に見えるのは萼筒で、先が4裂する。花弁は無い。萼筒の基部は、子房と合着し、花柄につながる。萼筒の表面にも、褐色の鱗毛がある。

川崎市
多摩区
(植栽)
040414
ナツグミ花
実は5〜6月に赤く熟し食べられる。

世田谷
(植栽)
040522
ナツグミ実
冬芽は裸芽。一年枝と冬芽は、赤褐色〜暗褐色の鱗毛に覆われる。 冬芽

藤沢市
六会
080219
ナツグミ冬芽

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