アワブキ |
学名 | Meliosma Myriantha |
別名 | アブクタラシ、トーフノキ、ヤマビワ | |
泡吹 | 分類 | アワブキ科アワブキ属 (落葉高木) |
枝を燃やすと、切り口から泡を吹き出すので付けられた名。または白い花が、泡を吹いたように樹冠を覆うから、とも。 | 原産・分布 | 本州、四国、九州、朝鮮 |
神奈川県 | 丘陵〜山地に広く分布する。 | |
用途 | (特に無し) | |
山地に普通な落葉高木。高さは10m位になる。数多く群生する木ではない。 アワブキの名の通り、遠くからは、白い泡がかぶさったようにも見える。 |
樹 丹沢 水の木 050619 |
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樹皮は、帯紫暗灰色でなめらかだが、褐色の皮目が目立つ。 材は割れやすく、狂いを生じやすい。また燃やすと泡を吹くので薪にもならない。有用な木ではない。 |
幹 丹沢 塩水沢 050515 |
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若枝は褐色。 | 枝 丹沢 塩水沢 050515 |
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葉は互生、洋紙質で長楕円形、縁には低い鋸歯がある。表面は無毛、裏面は褐色の毛がある。 ★食★スミナガシ、アオバセセリ |
葉 群馬県 みなかみ町赤谷 |
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雌雄同株。6月に枝先に長さ15〜25cmの円錐花序を出す。 | 花 丹沢 水の木 050619 |
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液果は9〜10月に赤く熟す。 ★食★カラス、キジ、キジバト、コジュケイ、ツグミ |
実 丹沢 三ケ瀬川 081012 |
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それほど綺麗な黄葉ではない。が、よく見ると、薄茶色の中に、まだ緑の部分が、斑点のように残っている。まだら模様の黄葉である。 | 黄葉 丹沢 白石沢 051126 |
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頂芽は黄褐色の毛が密生し、複数の裸芽からなる。 | 冬芽 丹沢 札掛 060409 |
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上の裸芽が一つづつ膨らんで新葉となる。展葉したばかりの葉は小さく、枝先から下垂していた。 | 新葉 丹沢 檜洞丸 090503 |
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葉も成葉の特徴を持っているが、冬芽で充分に、アワブキを同定できる。 | 実生 群馬県 みなかみ町赤谷 071007 |