ニシキギ |
学名 | Euonymus alatus |
別名 | ヤハズニシキギ、ソバノキ 衛予(中) |
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錦木 | 分類 | ニシキギ科ニシキギ属 (落葉低木) |
紅葉の美しさを錦(ニシキ)に例えた名。別名のヤハズとは、枝の翼を矢筈(ヤハズ)にたとえたもの。またソバノキは、実の形が蕎麦の実に似るので。 | 原産・分布 | 北海道、本州、四国、九州。中国、アジア東南部。 |
神奈川県 | 丘陵から山地にかけて、広く分布する。 | |
用途 | 庭木 | |
山野に自生する。紅葉が美しいため庭にも植えられる。 | 樹 厚木市 七沢森林公園 080429 |
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樹皮は黒褐色で縦に浅く裂け淡黄色の筋がはいる。通常十文字状に4翼ができるが、できない場合や翼の高低など変異はある。 | 幹 厚木市 自然環境保全センター 080413 |
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葉は対生し、葉身は倒卵形または長楕円形、表裏面ともに無毛。縁には鈍い鋸歯がある。 |
新葉 厚木市 自然環境保全センター 080413 |
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花は両性花。 5〜6月に葉腋から、葉より短い柄の集散花序を出し、淡緑色の花を数個開く。花弁、雄しべは4個、萼は4裂する。 花言葉 「危険な遊び、あなたの魅力を心に刻む、深い愛情」 |
花 立川市 玉川上水 030504 |
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朔果は狭倒卵形で、熟して裂けると、橙赤色の仮種皮につつまれた種子が1個現われる。 ★食★ツグミ、シジュウカラ、メジロ、コゲラ、アトリ |
実 埼玉県 嵐山町 091024 |
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仮種皮がはじけると、3〜4mmの種子が現れる。小鳥が食べ種子散布する(被食散布)が、あまり美味しいとは思えない。 | 種子 埼玉県 嵐山町 091024 |
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ニシキギの名の元になった紅葉。確かに赤い色が鮮やかである。 | 紅葉 藤沢市 六会 051115 |
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枝は、初め緑色で無毛だが、後にコルク質の4翼が発達する。この翼のないものをコマユミと言う。 冬芽は長卵形で先が尖る。芽鱗は4列あり紫褐色。 |
枝・冬芽 上野原市秋山 200323 |