ナナカマド |
学名 | Sorbus commixta |
別名 | オオナナカマド、エゾナナカマド | |
七竈 | 分類 | バラ科ナシ亜科ナナカマド属 (落葉高木) |
材が硬く、燃えにくく、7回竈にくべても燃え残るため。 | 原産・分布 | 北海道、本州、四国、九州、アジア東北部 |
神奈川県 | 丹沢、箱根山地のブナ帯に生える。 | |
用途 | 庭木、街路樹 | |
山地の、日当たりの良い場所に普通に生える。高さは6〜10mくらい。丹沢の主稜線には、点々と生えている。 北海道では街路樹として、ナナカマドが多く使われるというが、東京、横浜ではまれ。街路樹に使われる樹は、その地より、南の樹が多いような気がする。 |
樹 丹沢 丹沢山 050917 |
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樹皮は帯灰暗褐色から、のちに灰色。大きな皮目がある。 | 幹 丹沢 大室山 051126 |
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新葉は赤味を帯び、まだ冬色の山中では目立つ。混芽は先端に蕾がつく。 バラ科なので、春の山菜としても、食べられそうな新芽が出ていた。 |
新芽 丹沢 大室山 070505 |
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葉は互生し、奇数羽状複葉。小葉は4〜7対あり、縁には浅く鋭い重鋸歯がある。両面とも無毛。先は鋭尖頭になる。 庭木としても柔らかく感じのよい葉である。 |
葉 横浜市 鶴見区 (植栽) 030410 |
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枝先に複散房花序を出し、白く小さな花を多数咲かせる。花弁は5枚、雄しべは20本、雌しべ(花柱)は3〜4本。 ナナカマドは、通常6〜7月が花期とされるが、写真の樹は4月末に咲いていた。 |
花 横浜市 鶴見区 (植栽) 030426 |
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果実はなし果で、9〜10月に赤く熟す。先端にがく片が内向きに残る。果序が大きいせいか垂れ下がる傾向がある。近縁のウラジロナナカマドとの相違点。 試しに食べてみると、確かにリンゴの芯のような食感で、不味くはないが、食べるところがない。 赤い実の多くは、冬の落葉後まで枝先に残るので、豊作の年は目立つ。 |
実 長野県 駒ヶ根 (植採) 050829 |
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冬芽は大きく、紅紫色でつやがある。一年枝はやや太く、暗紫色でつやがある。 写真の枝には、灰色の地衣類が着いているので、短枝の先の冬芽と思える。 |
冬芽 丹沢 丹沢山 060108 |