ムラサキシキブ |
学名 | Callicarpa japonica |
別名 | ミムラサキ、コメゴメ Japanese Beautyberry(英) |
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紫式部 | 分類 | クマツヅラ科ムラサキシキブ属 (落葉低木) |
秋に紫の美しい実をつけるため、源氏物語の作者の名を付けた。 | 原産・分布 | 北海道、本州、四国、九州、沖縄。朝鮮、中国、台湾 |
神奈川県 | 全域に普通に自生する。 | |
用途 | 庭木、器具材、箸 | |
山野に生え、樹高は2〜3mになる。枝は真っ直ぐに斜上する。 見分け方(ムラサキシキブ属) |
樹 横浜市 港北区 060614 |
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幹は灰褐色で、縦長の皮目がある。真っ直ぐで堅く強いため、道具の柄や杖、箸に用いられた。 | 幹 丹沢 日陰沢 070720 |
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葉は対生し、葉身は楕円形または長楕円形で、薄い洋紙質。両端は次第に尖り、縁には全体に細かい鋸歯がある。 | 葉・花 横浜市 栄区 (植栽) 030607 |
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6〜7月に葉腋から集散花序を出し、淡紫色の花を多数開く。花弁は筒状で4裂、雄しべが4本花冠から突き出る。花柱は雄しべより長い。 仲間のコムラサキより、花の密度は少ない。 |
花 横浜市 港北区 060614 |
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10月〜11月に、球形の実が紫色に熟し、落葉後も実が残る。この紫色の実から、紫式部を連想したのだろうか。 属名のCallicarpaは「美しい果実」の意。英名も「日本の美しい実」。 |
実 品川区 林試の森 041031 |
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気候条件によっての黄葉かもしれない。今年はじめてムラサキシキブの黄葉に気がついた。 | 黄葉 横浜市 港北区 篠原園地 101206 |
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冬芽は裸芽で、柄とともに星状毛が密生する。枝にも星状毛が残る。 | 冬芽 神奈川県 二宮町 050227 |