ミヤマシキミ |
学名 | Skimmia japonica |
別名 | ||
深山櫁 | 分類 | ミカン科ミヤマシキミ属 (常緑低木) |
葉がシキミに似ていて、山に生えることから。ただし、決して深山ではなくどこにでもある。 | 原産・分布 | 本州(関東地方以西)、四国、九州、台湾(高地) |
神奈川県 | ||
用途 | 庭木 | |
林下に生える。幹は立ち、まばらに分枝する。高さは50〜100cm。 シカが嫌うのか、シカの食害が多い東丹沢の尾根筋でも、アセビやシキミと一緒に群生している。 |
樹 箱根町 040102 |
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若枝は緑色、古くなると灰色となる。 | 茎 丹沢 仏果山 060226 |
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葉は、枝の先に集まり互生する。倒披針状長楕円形で革質、縁は全縁で、まれに先に鈍鋸歯がある。表面には光沢があり、腺点が散在する。 | 葉 丹沢 神の川 060903 |
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3〜5月に、枝先に円錐花序を出し、4枚花弁の小さな白い花を開く。雌雄異株。 雌花には退化した4つの雄しべと雌しべがある。柱頭は4〜5裂する。 |
雌花 八王子市 森林科学園 050409 |
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雄花には4つの雄しべが突き出る。 雄花序の方が花が密に咲く。 |
雄花 丹沢 箒沢 090503 |
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果実は核果。有毒と言われる。せっかくの赤い色で、目立っているのだが、食べられることを拒否しているのだろうか。誰かこの実の毒を感じない動物がいるのかもしれない。 | 実 丹沢 水の木 021103 |
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冬芽は小さく先は尖る。 | 冬芽 丹沢 仏果山 190115 |
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大きな花芽が春を待っていた。花数が多いので雄花序と思える。 | 花芽(蕾) 丹沢 仏果山 190115 |