ウグイスカグラ |
学名 | Lonicera gracilipes |
別名 | ウグイスノキ、ヤマウグイスカグラ、ウグイスカグレ(古) | |
鶯神楽 | 分類 | スイカズラ科スイカズラ属 (落葉低木) |
ウグイスの鳴くころに花が咲くことと、ウグイスが隠れるようなヤブになることから、古名のウグイスカグレが変化した。漢字は当て字と思われる。 | 原産・分布 | 北海道(南部)、本州、四国、九州 |
神奈川県 | 広く分布する。ブナ帯および足柄峠周辺には見られない。 | |
用途 | 庭木 | |
山野に普通に生える。よく枝分かれして、高さは3mほどになる。 | 樹 丹沢 七沢 080412 |
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若い枝は灰褐色で無毛。樹皮は古くなると縦に裂けて灰黒色になる。生育の良い条件のときに、葉柄の基部が耳状に広がり、向かいの葉柄の基部とつながることがある。写真のように刀のツバのようになる。 | 枝 横浜市 港北区 070307 |
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葉は対生し、葉身は広楕円形あるいは倒卵形で鈍頭、表面は無毛、裏面には毛が散生する。縁は全縁で、周辺部が赤みを帯びる場合がある。 | 葉 丹沢 仏果山 050417 |
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4〜5月に、葉腋から細い柄を出して、先に1個(まれに2個)の淡紅色の花を付ける。花冠は細い漏斗型で、先は5裂して平開する。 花言葉 「未来を見つめる、明日への希望」 |
花 横浜市 港北区 030407 |
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園芸品種に白い花がある。葉も赤味が無く、先が鋭頭の点など、原種とは少し異なる。 シロバナウグイスカグラの葉 |
シロバナウグイスカグラ花 厚木市 自然保全センター 080412 |
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実は液果で、6月に赤く熟す。花の数と比べると熟すものは少ない。甘く可食。 ★食★オナガ、カケス、カラス、キジバト、ヒヨドリ、ムクドリ、メジロ |
実 横浜市 港北区 070519 |
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一年枝、冬芽ともに無毛。鱗芽で芽燐は1〜2枚。芽燐の縁が褐色〜白色になる場合がある。 冬芽の春の動きは早い。 |
冬芽 丹沢 中川大滝 061215 |
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春の新葉は明るい緑に赤みがかかり、柔らかく美しい。 | 新葉 丹沢 七沢 080420 |