ヤマモモ |
学名 | Myrica rubra |
別名 | モモ、モモノキ、ヤモモ 楊梅(中) |
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山桃 | 分類 | ヤマモモ科ヤマモモ属 (常緑高木) |
山で食べられる実がなることからの名。あるいは中国名「楊梅(やんめい)」からの変化とも。 | 原産・分布 | 本州(関東および福井県以西)、四国、九州、沖縄、南朝鮮、台湾 |
神奈川県 | 三浦半島から西湘地域の沿岸に自生。公園、庭に植えられる。 | |
用途 | 庭木、街路樹 | |
暖地の照葉樹林帯に生える。横浜近郊では、ほとんどが庭木や公園木として植えられている。 ハンノキやマメ科の植物と同様に根に根粒菌を持つため肥料分の少ない土地でも生育できる。 |
枝 横浜市 岸根公園030126 |
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樹皮は灰色で、若木では平滑、老木では縦に浅く裂ける。 樹皮を煮出した汁で染めた色を「媚茶」と呼び、江戸時代に流行った。もともとは漁網を丈夫にするための染料として使われていた。 幹に細菌性のコブ病がでやすい。 ★薬効★下痢、打ち身、皮膚病、利尿。生薬名は「楊梅皮(ようばいひ)」。樹皮を乾燥させたもの。 |
幹 横浜市 岸根公園030126 |
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葉は互生し、枝の先にやや束状に集まる。倒披針形で表裏ともに無毛、通常は全縁であるが、若枝では鋸歯がある(写真右)。 →「樹も、年をとると丸くなる」 |
葉 横浜市 鶴見区 (植栽) 031018 |
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雌雄異株。 4月頃、雄花、雌花ともに短い花穂を作って上部の葉腋につく。雄花序は2〜4cm。 |
雄花 横浜市 鶴見区 (植栽) 030410 |
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雌花序は比較的目立たない。約1cmで、花柱は紅色で、2裂して突き出る。 | 雌花 新宿区 四谷 050407 |
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果実は球形の核果で、表面は多汁質の粒状突起が多い。7月頃に暗赤色に熟す。 ★食★甘酸っぱく美味しい。ジャムや果実酒にもできる。長持ちしないため果物としての流通はない。 |
実 藤沢市 六会 日大構内 050623 |
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頂芽は小さな裸芽。 | 冬芽 東京都 海の森 160227 |