アオハダ

学名 Ilex macropoda
別名 アオサ、ウメモドキ、クマネリ
青膚 分類 モチノキ科モチノキ属 (落葉高木)
樹皮が薄く、爪などで簡単に剥がれ、緑色の内皮が見えるのでついた名。 原産・分布 北海道、本州、四国、九州、朝鮮、中国
神奈川県 丹沢、箱根、小仏山地のシイ・カシ帯〜ブナ帯下部に生える。
用途 庭木、器具材、薪炭材
山地に生え、樹高は10〜15mくらいになる。

上野原市
秋山
161016
アオハダ樹
枝は直線状に斜上、あるいは横に張り出す。1年枝が長枝になり、2年枝は短枝になる。

丹沢
箒沢
090627
アオハダ樹
幹は灰白色。樹皮の外皮が薄く、内皮が緑色で容易に判別できる。

丹沢
檜洞丸
080517
アオハダ幹
葉は単葉で、長枝に互生し、短枝の先には束生する。写真は長枝。
葉身は卵形〜広卵形で、先は短鋭頭で基部は円形、縁には低い鋸歯がある。表面にはわずかに細毛があり、裏面は淡緑色で脈上に開出毛がある。


丹沢
丹沢山
050515
アオハダ葉
雌雄異株
花は5〜6月に短枝の先に集まってつく。写真のように束生した葉と一緒に、小さな緑白色の花が咲くのであまり目立たない。
花弁は4枚、雄しべが4個。雄花は雌しべが退化して見えない。
雄花

東京都
日野市
多摩動物公園
150502
果実はほぼ球形の核果で、秋に赤く熟す。冬に葉が落ちても実がきれいに残ることが多いので目立つ。鳥にとってはそれほど美味しくないのかもしれない。鳥による被食型散布の実である。

上野原市
秋山
161016
アオハダ実
1つの果実の中に3〜4個の固い種子(正確には核)が入る。ミカンの房のような形で、表面は縦の稜がある。 種子

上野原市
秋山
161016
淡い黄色に色づいていた。 黄葉

上野原市
秋山
151105
一年枝は各節でジグザグに屈曲する。冬芽は小さな円錐形で先端が尖る。芽鱗は無毛。 冬芽

上野原市
秋山
120505

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