自然公園指導員日誌(2006年1月29日大山)

 

先週、関東地方でも雪が降り、横浜で10cmくらい積もった。檜洞丸に登りたかったが、奥丹沢は危なそうなので、大山に予定変更した。大山と言っても、ヤビツやケーブルルートは人が多そうなので、広沢寺から不動尻経由で登ることにした。
(例によって、樹の名前、写真をクリックすると説明ページにジャンプします)

 

1月29日(日) 広沢寺 〜 不動尻 〜 唐沢峠 〜 大山 〜 (同) 〜 広沢寺


不動尻に向かう林道の、車止めゲート手前の道端に駐車し、まだらなアイスバーン状態になっている林道を歩く。しばらく登ると、山神ずい道が見える。向こうまで200mくらいありそうなトンネルだ。出口は見えるが、途中は暗闇だ。

トンネル手前に、鐘が岳への分岐がある。鐘が岳は561mの低い山だが、標識が十合目まであり、登っていて楽しい山だ。


左:山神ずい道入り口 上:鐘が岳分岐

不動尻のキャンプ場で、禁漁破りの釣り人に会った。橋の桁に竿を隠し、タバコを吸ってとぼけていた。こんな時期に、法律を侵して竿を出したって、釣れる魚はやせている。バカなやつだ。

厚木市が管理している簡易トイレが、途中にもいくつかあった。ここでお借りして用を足す。このトイレは太陽電池を動力源としているハイテクだが、まわりにログハウス風の、丸太の絵が貼ってあり、少々安っぽかった。
不動尻〜大山は静かな山歩きルートである。



上左:尾根筋にて
上右:痩せ尾根
左:大山山頂を仰ぐ
下:唐沢峠



表尾根ではあるが、北向き斜面のためもあるのか、雪は多かった。尾根筋は、気温が低いので、サラサラ状のままで、歩きやすい。
山頂は、さすがに大山だ。こんなに雪が多い日でも、常時40〜50人は休憩していた。僕がビールを飲みながら、おにぎりを食べている横を、次から次へと人が登ってくる。15年くらい前に、子供を連れて登った時には、山頂にも自動販売機があって驚いた記憶があるが、今回は見当たらない。記憶違いなのか、撤去されたのか。普通の山小屋の売店があった。缶ビールが500円なのにはがっかり。南アの塩見小屋と同じだ。

上左:阿夫利神社奥の院 上右:富士山 下:山頂より茅ヶ崎方面(左1/4に江ノ島、右1/3に大磯丘陵が見える)
冬の山は、凛とした静寂が気持ち良い。空気が澄んでいて眺望も良い。野鳥の声が聞こえ、その姿を見ることができる。しかし樹木観察は、樹皮か冬芽しか見ることができず、なかなか難しい。今回は樹皮の特集をする。例によって、見当がついたら写真をクリックしてみてください。

 

 

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