ツガ |
学名 | Tsuga sieboldii Carriere |
別名 | トガ | |
栂 | 分類 | マツ科ツガ属 (常緑高木) |
罪人をはりつけるのに用いた木だからトガ。なまってツガになった? | 原産・分布 | 本州(福島県八溝山以西)、四国、九州、 |
神奈川県 | 丹沢の標高400〜1400mに多い。 | |
用途 | 庭木、建築、楽器、船舶材、パルプ | |
山地にやや普通な常緑針葉樹。しばしばモミと混生する。幹は直立、高さ30m、直径1mになる。写真はまだ幼木。 丹沢でも800m前後に、ツガとモミの大木が混生する尾根筋は多い。 標高1500mを越えると、コメツガになる。葉の大きさが小さくなる。丹沢でコメツガは希少種。 |
樹 丹沢 水の木 0201 |
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樹皮は灰赤褐色、不揃いな亀甲状に裂け、鱗片状にはげ落ちる。モミと比べると、亀甲が縦に細長い。場合により、縦に裂けているようにも見える。 | 幹 丹沢 天王寺尾根 060108 |
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葉は1〜2cmで線形。長短不揃い。ほぼ2列に並び、葉柄、葉枕がある。凹頭、全縁、裏面に2本の白い気孔線がある。 |
葉 丹沢 塩水川 040416 |
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球果は2〜3cmの楕円形。初めは緑色で、10月ごろに熟すと淡褐色になる。雨が降ると松かさは閉じ、晴れて乾燥すると、写真のように開き、中から翼のある種子がこぼれ出る。 落果 |
実 丹沢 唐沢峠 060129 |