タンナサワフタギ

学名 Symplocos coreana
別名  
耽羅沢蓋木 分類 ハイノキ科ハイノキ属 (落葉小高木)
タンナ(耽羅)は、発見地の済州島の古い呼び名のこと。 原産・分布 本州(関東地方以西)、四国、九州、朝鮮(済州島)
神奈川県 丹沢、箱根のブナ帯に多い。小仏山地にもある。
用途 (特になし)
山地に生え、樹高3〜5mになる。丹沢の主峰の連なる尾根筋のブナ帯に、点々と生える。幹が白いので目立つ。
シロチビコブカミキリの食樹。


丹沢
天王寺尾根
050816
タンナサワフタギ樹
タンナサワフタギの樹皮は、灰褐色で薄く剥がれ、遠くからは白く見える。三角状の皮目が点在する。

丹沢
大室山
051126
タンナサワフタギ幹
葉の裏面の毛が、銀色に光って見え美しい。 新芽

丹沢
大室山
070505
タンナサワフタギ新芽
葉は互生、葉身は広倒卵形または倒卵形で紙質。先端は尾状に尖る。縁は鋭くてやや荒い鋸歯がある。

丹沢
神ノ川060903
タンナサワフタギ葉
雌雄同株。
6月頃、本年枝の先に円錐花序を出して、白い小さな花を多数つける。


丹沢
城ヶ尾峠
080706
タンナサワフタギ花
果実は、ゆがんだ卵形の液果が藍黒色に熟す。写真のように、熟す実の数は少ない。

丹沢
城ヶ尾峠
081012
タンナサワフタギ実
1年枝は細く、褐色〜灰褐色で無毛。枝の先端が枯れて折れるため、頂芽の横に、枝の痕(枝痕)がある。
冬芽はやや開出(枝から開いて出る)し、卵形で先が尖る。
冬芽

丹沢
大室山
051126
タンナサワフタ冬芽

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