ツルアジサイ |
学名 | Hydrangea petiolaris |
別名 | ゴトウズル、ツルデマリ | |
蔓紫陽花 | 分類 | ユキノシタ科アジサイ属 (落葉つる性) |
つる性のアジサイの意。 | 原産・分布 | 北海道、本州、四国、九州、サハリン、朝鮮南部、南千島 |
神奈川県 | 丹沢、箱根のブナ帯 | |
用途 | 特に無し。 | |
冬期は目立たないが、花の季節には絡みついた木の樹冠より下が明るくなったように白い花を咲かせる。 |
樹 北海道 深川市 音江山 190630 |
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山中の高木や岩上に、気根を出してはいのぼる。 写真は岩壁に張り付いて大きくなったツルアジサイ。 ◆見分け方◆ つる性。ガクアジサイのような花。装飾花の花弁が4枚。細かい鋸歯のある葉。幹の皮が薄く剥がれる。 →イワガラミ |
樹 北海道 美瑛町 天人峡 190701 |
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若枝は赤褐色で、ちじれた毛があり、古くなると外皮は縦にひびが入り、短冊状に薄く剥げる。 | 幹 丹沢 丹沢山 040513 |
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葉は対生、葉身は広卵形で先は尖り、縁に細かい鋸歯を持つ。基部は浅い心形、あるいは円形、洋紙質、両面脈に沿って短毛がある。 |
葉 丹沢 丹沢山 040513 |
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6〜7月に枝先に集散花序を散房状に出し、多数の両性花と、周囲に白色の装飾花を付ける。 両性花の花弁は開かず、帽子状に合着し、開花直後に落ちる。装飾花は、3〜4枚の萼片が花弁状に大きくなったもの。 両性花の受粉が終わると装飾花は下を向く。 |
花 北海道 深川市 音江山 190630 |
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実は刮ハで、冬にも殻が残る。写真は、装飾花の萼も残っている。 冬芽 丹沢城ヶ尾峠(090112) |
実・花殻 丹沢 大室山 051126 |
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冬芽は長卵形で細長く、外側の芽鱗は1対。若い枝は、初め緑色だが、この頃は褐色になる。 葉痕は細長いV字型。 |
冬芽 丹沢 城ヶ尾峠 090112 |
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ヤマアジサイミフクレフシ。 タマバエの一種による。写真のように、正常な実は、まだほとんど膨らんでいない。中を割ると、黄色い幼虫が数匹見えた。 |
実虫コブ 丹沢 大室山 070720 |