イワガラミ 学名 Schizophragma hydrangeoides
別名  
岩絡み 分類 ユキノシタ科イワガラミ属 (落葉つる性
岩や木に絡みついて登るところからの名。 原産・分布 北海道、本州、四国、九州、朝鮮
神奈川県 丘陵地(稀)〜山地の全域に見られる。
用途 特になし
山地に生え、気根を多数出して、岩や木に絡みついて、高所に登る。同じように木に絡みついて登る植物に、ツルアジサイがある。

群馬県
新治村
050703
イワガラミ樹
名前の通り、岩に絡むイワガラミ。新芽がきれい。

丹沢
塩水川
060413
イワガラミ樹
幹は直径8cmになるものもある。樹皮は灰褐色で、厚く堅い。
ツルアジサイは、薄く樹皮が剥がれ落ちる。


長野県
駒ヶ根
050829
イワガラミ幹
葉は対生し、葉身は広卵形で先は尖る。縁には粗い鋭鋸歯がある。両面とも葉脈に沿い、短毛がある。葉柄は3〜11cmと長く、褐色の毛がある。
ツルアジサイは、細かい単鋸歯


丹沢
堂平
050816
イワガラミ葉
5〜7月に、本年枝の先に散房花序をつける。花序には、小型の多数の両性花と、周辺に装飾花をつける。装飾花は、1枚の萼片が大きくなる。
ツルアジサイの、装飾花の萼片は3〜4枚ある。


群馬県
新治村
050703
イワガラミ花
実は刮ハで、秋に裂開して種子がこぼれる。 若実

丹沢
堂平
050816
イワガラミ若実
冬芽の芽燐は2〜3対。葉痕は大きく三角形で目立つ。写真は、短枝のため葉痕が重なっている。 冬芽


丹沢
堂平
061205
イワガラミ冬芽
葉痕は三角形をして維管束痕が3つある。アジサイの仲間は写真のようなヒツジ顔が多い。ただしツルアジサイはV字型になる。同じ蔓生なので識別点になる。
葉痕


群馬県
水上町
赤谷
130113

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