ガクアジサイ

学名 Hydrangea macrophylla
別名 ガク、ガクソウ、ガクバナ
額紫陽花 分類 ユキノシタ科アジサイ属 (落葉低木)
周囲の装飾花が、両性花を縁取る額縁のように見えるための名。 原産・分布 本州(房総、三浦、伊豆各半島)、四国(足摺岬)、伊豆七島、和歌山県神島
神奈川県 三浦半島、江ノ島、小田原、真鶴半島などの海岸に分布。
用途 庭木
暖地の海岸の、岩場、草地、樹林内に野生する。庭木として植えられるため、逸出もある。
幹は株立ち状になり、よく分枝し高さ2m以内。
庭木として良く植えられるアジサイは、本種の園芸品種。


鎌倉市
明月院
020610
ガクアジサイ樹
葉は対生し、濃緑色で表面に光沢があり、質厚く大きい。縁には鋸歯がある。
アジサイの葉と比べると、葉身が細い、表面の光沢が少ない、色が濃いいなどの違いが、一般的にあるようだ。


横浜市
港北区
篠原園地
060531
ガクアジサイ葉
6〜7月、本年枝の先に散房状集散花序をつける。花序は径12〜18cm、縁には萼が大型化した装飾花がある。装飾花の萼は、普通は4枚ある。両性花は中央に多数ある。
アジサイは全てが装飾花になった変種。古くから栄養繁殖で増やされてきた。


横浜市
港北区
050608
ガクアジサイ花
両性花には実ができ10〜11月頃に熟す。実は朔果で円形、先に花柱が3〜4つ、角のように残る。 若い実

横浜市
港北区
040729
ガクアジサイ実
冬に枝にはいつまでも実殻が残る。中から種子は既にこぼれ出ている。残った糸状の花柱が目立つ。 実殻

上野原市
秋山
160211
この秋は1日の気温差が大きいせいか綺麗に紅葉した。 紅葉

上野原市
秋山
121123
ガクアジサイ紅葉
冬芽は裸芽で、頂芽は2枚の幼葉が向き合う。アジサイと比べ細長いが、冬芽だけでは区別できない。 冬芽

横浜市
港北区
080126
ガクアジサイ冬芽
葉痕もアジサイに似てヒツジ顔。いやキティちゃんか? 葉痕

横浜市
港北区
080126
ガクアジサイ葉痕

樹木の写真Top