ノハラアザミ |
学名 | Cirsium tanakae |
別名 | ||
野原薊 | 分類 | キク科アザミ属 (多年草) |
野原に普通にあるアザミの意。 | APG分類 | キク科アザミ属 (多年草) |
原産・分布 | 本州(近畿地方以北) | |
神奈川県 | 多摩丘陵、小仏山地、丹沢周辺部に分布する。草地に生える。 | |
花の時期 | 8月〜11月 |
秋の草地に生えるアザミ。
同様の場所に生えるトネアザミと比べると小型で、草丈は1〜1.2mくらい。トネアザミが都会の中の講演などに生えるのに比べ、本種はより自然の豊かな緑地に多い。
花の季節まで根生葉があり、節には茎葉がある。
群馬県水上町赤谷 111002
頭状花は全て筒状花からなる。
両性花だが初めは雄性期の頭花、さかんに白い花粉を出している。花粉を出し終わると雌性期になる。
群馬県水上町赤谷 111002
雌性期の花。葯筒から細い花柱が伸びだしている。
花茎は上部でわずかに分岐し、先に1〜3個の頭状花をつける。
総苞は鐘状の球形、総苞片は短く反り返る。よく似たノアザミのように総苞はべとつかない。
群馬県水上町赤谷 111002
根生葉は羽状に深裂する。夏咲きのため春遅くまで花茎は出ず、ロゼットのまま過ごす。若い個体ではほとんど裂けていない荒い鋸歯状の楕円形の根生葉になる。
横浜市篠原町 230418