ヒヨドリバナ

学名 Eupatorium chinense
別名
鵯花 分類 キク科ヒヨドリバナ属 (多年草)
ヒヨドリが山から下りてきて鳴くころに花が咲くことからついた名。 APG分類 キク科ヒヨドリバナ属 (多年草)
原産・分布 北海道、本州、四国、九州。朝鮮、中国、フィリピン
神奈川県 全域に分布する。林縁や明るい林に生える。
花の時期 8月〜10月


山野に普通に生える。茎は枝分かれし1〜2mほどになる。枝分かれは花序部に多い。
ヒヨドリバナの仲間は変異が多く、分類が難しいとされる。写真も枝分かれが多いので、雑種あるいは変種の可能性もありそう。
山梨県上野原市秋山 110831


丘陵地の開けたところに群生していた。舌状花が無く地味な花ではあるが、これだけ集まると豪華でもある。
神奈川県葉山町三浦アルプス 231019


葉は対生、質は薄く両面にちじれた毛がある。短い葉柄がある。
卵状長楕円形で荒い鋸歯があり、先は尖る。
仲間のフジバカマは3裂するので区別できる。
横浜市港北区篠原園地 100901


茎上部で多く分岐し先に花序をつける。花は散房状に、ややまばらにつく。
花言葉 「清楚、期待、延期」など。
横浜市港北区篠原園地 100901


1つの頭花には4〜6個の両性の筒状花がつく。筒状花は通常白色で、紫色のものもある。
花冠の先は浅く5裂し、白色の花柱が花冠より長く伸び、先が2裂する。
上野原市秋山 231023


果実は痩果。果皮が薄いので種子とも見える。白い冠毛があり、風に飛ばされる。
横浜市港北区篠原園地 101006


花が不整形な虫こぶになっていた。
手元の図鑑によるとタマバエによるヒヨドリバナハナフクレフシ。
図鑑には直径が4〜12mmとあるがそれよりだいぶ大きいように見える。
9月下旬にはタマバエ幼虫は虫こぶから脱出する。
群馬県みなかみ町赤谷 151011

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