ヤマツツジ

学名 Rhododendron Kaempferi
別名
山躑躅 分類 ツツジ科ツツジ属 半落葉低木
山野に普通に見られるツツジの意。 原産・分布 北海道、本州、四国、九州、屋久島。
神奈川県 県央の沖積地、および横浜市の丘陵地を除き広く見られる。
用途 庭木
酸性の土地によく生える。丹沢ではミツバツツジが終わったあと、ゴヨウツツジと前後して開花する。
通常の葉とは別に、冬の葉(下欄)があるので区別できる。


丹沢
城ヶ尾峠
090531
春の葉は、互生し、楕円形あるいは卵状楕円形。質はやや薄く、両面に褐色の粗い毛がある。

丹沢
塩水川040513
ヤマツツジ葉
雌雄同株両性花
4〜6月、枝先に朱赤色あるいは赤色、紅紫色の花が2〜3個咲く。花冠は5裂し、雄しべは5本。花の色は、個体により微妙にことなる。
花の中央にある、濃い色の模様は、虫に蜜の位置を知らせる誘導路と言われる。


群馬県
水上町
赤谷060603
ヤマツツジ花
果実は円錐形の刮ハで、毛がある。 若実

丹沢
八丁坂の頭
070916
ヤマツツジ若実
ヤマツツジの葉は、春と夏〜秋との2回出る。秋の葉は、枝先の冬芽の周りに、輪生し冬を越す。写真は、春の葉が枯れて茶色になり、秋の葉が緑色をしているところ。一見、冬芽のようだが、開いている部分は葉であり、半落葉樹に分類される。1つの冬芽から、花芽と葉芽の両方が出る(混芽)。 冬の葉

丹沢
畦ケ丸061215
ヤマツツジ冬葉
ツツジミマルフシ
ミツバツツジの虫コブを参照。
虫コブ

丹沢
八丁坂の頭
070916
ヤマツツジ虫コブ

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