サザンカ | 学名 | Camellia sasanqua |
別名 | カタシ、ヒメツバキ、コツバキ 茶梅(中) |
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山茶花 | 分類 | ツバキ科ツバキ属 (常緑小高木) |
ツバキの中国名「山茶」が間違って当てられ、「山茶花(サンサクァ)」となり、読みのみがササンクァと変化した。 | 原産・分布 | 本州(山口県)、四国(西南部)、九州、沖縄 |
神奈川県 | 自生は無い。庭や公園になどに植採される。 | |
用途 | 庭木、公園樹、器具材 | |
暖地の山地に生える。通常高さは4〜5mになる。 日本特産種。佐賀県神埼郡吉野ヶ里町の千石山に自生北限地として国の天然記念物に指定された純林がある。2000本以上の木に白い花が咲く。 |
樹 横浜市 篠原園地 071107 |
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樹皮はツバキと似て、灰褐色で滑らか。 |
幹 横浜市 根岸森林公園 040507 |
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葉は互生し、楕円形でやや厚く光沢がある。縁には細かい鋸歯がある。 ツバキやヒサカキとの違いは、若枝、葉柄、葉の主脈上に短毛がある点。 ★食★チャドクガ、ヒロヘリアオイラガ ★病★もち病 |
葉 横浜市 根岸森林公園 040912 |
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花は、10〜12月に枝先に咲く。花弁は5枚で平開する。ツバキと異なり、合着していないので、花びらが1枚1枚バラバラに散る。 自生の花は白だが、園芸品種として色や形の変化したものが多く作られている。 ★食★メジロ、ヒヨドリ 花言葉「困難に打ち克つ、ひたむきさ、理想の恋、謙虚」 寒い中でけなげな花を咲かせる様子からの印象。 |
花 川崎市 (植栽) 041124 |
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果実は刮ハで、卵球形で細毛がある。熟すと割れて黒褐色の種子を出す。 | 実 千葉県 上総湊 050710 |
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種子からは油が採れ、食用油、髪油として利用される。 | 種子 横浜市 港北区 篠原園地 070302 |
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冬芽は長楕円形または披針形で、芽鱗には伏毛が密生する。 | 冬芽 横浜市 港北区 171230 |
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春には、薄黄緑色で柔らかい新葉が密に展開する。 |
新葉 横浜市 根岸森林公園 040507 |