ノブドウ

学名 Ampelopsis brevipedunculata
別名 イヌブドウ、ウマブドウ、カラスノブドウ、ヘビブドウ、ブス
野葡萄 分類 ブドウ科ノブドウ属 (落葉つる性)
野に生えるブドウの意。「ブドウ」については、ヤマブドウを参照。 APG分類 ブドウ科ノブドウ属 (落葉つる性)
原産・分布 北海道、本州、四国、九州、沖縄、アジア東北部
神奈川 全域に見られる
用途 特になし
山地、丘陵、野原に普通に生える。葉と対生して巻きひげが出て、他の樹木やフェンスに絡みつく。
図鑑により草本に含めるものもある。蔓の基部は木質化する。


藤沢市
六会
060620
葉は互生し、葉身はほぼ円形で3〜5裂する。基部は心形、縁は鋸歯がある。
葉に対生して、巻きひげが出る。巻きひげは、先が2又に分かれ、何でも触れたものに巻きつく。
株が充実すると巻きひげが花序になる。
・蔓

藤沢市
六会
060717
  葉先
藤沢市六会 060717
  葉脚
藤沢市六会 060717
  葉裏
川崎市 041019
 
7〜8月に、やはり葉に対生して集散花序を出し、小さな花を開く。

神奈川県
箱根湖尻
050830
  花柄と葉が対生。花柄の一部が変化して巻きひげになる。
篠原園地 070706
  花の拡大。
上野原市秋山 200418
 
果実は大豆大の液果で、淡緑色からピンク、紫色になる。ほとんどの実に、タマバエの幼虫が寄生しており、食べられない。
この色の変化が綺麗なので、庭木としてフェンスに絡ませるのも良いと思う。そうしているお宅を、あまり見たことは無いが。
→「秋・冬の虫こぶ いろいろ

(虫こぶ)

群馬県
みなかみ町赤谷
091004
  未熟の実。
篠原園地 070718
  色が付きはじめる。
篠原園地 070801
  虫こぶの断面。果肉の部分に黒いシミが見える。
篠原園地 041019
 
太いつるは暗灰褐色で、褐色の皮目が目立つ。巻き鬚が各節から出て、向かい合って葉痕がある。写真は下向きの半円が葉痕。
冬芽は葉痕の奥に隠れている。春に葉痕が裂けて新芽が出る。
冬芽

横浜市
港北区
080216
  芽吹き
上野原市秋山 200418
 

樹木の写真Top