ニシキウツギ |
学名 | Weigela decora |
別名 | ||
二色空木 | 分類 | スイカズラ科タニウツギ属 (落葉低木) |
花の色が、初めは淡黄白色で、のちに紅色に変わることから付けられた名。 | 原産・分布 | 本州(宮城県〜奈良県)、四国、九州 |
神奈川県 | 丹沢や箱根の山地全域に普通に生える。 | |
用途 | 特になし | |
よく似たハコネウツギが、神奈川県の沿海地に、普通に生えるのと対照的に、山地に多い。さらには、ハコネウツギとの雑種もあるため、個々の判別は、難しい場合がある。タニウツギとは異なり日本海側には無い。 樹高は2〜5mになる。樹形は、茎の先端が下向きに垂れ下がるため、逆U字型になり、垂れ下がる枝に葉や花が付く。 見分け方(タニウツギ属) |
樹 丹沢 神の川 070603 |
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樹皮は暗灰褐色で、不揃いに縦に裂け、縞模様となる。 | 幹 丹沢 神の川 070520 |
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葉は対生し葉身は楕円形〜広楕円形で、先端は尖る。縁には細かい鋸歯がある。表面は短毛が少しあるが、裏面の脈沿いには、白い毛が密生する。 | 葉 丹沢 神の川 070520 |
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5〜6月ころに、本年枝の先端や葉腋に散房花序を出し、1〜3個の花を付ける。花の色は、淡黄白色から紅色に変わる。 写真の花は、ハコネウツギの特徴を持つので、中間型なのかもしれない。 花言葉 「移り気」 |
花 丹沢 神の川 070520 |
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刮ハは、やや弓状に曲がった円柱形で、成熟すると、先端が2裂して種子を多数出す。 | 果殻 丹沢 唐沢峠 060129 |
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一年枝は灰褐色で、葉痕の横から出た陵は、長くて下の節に達する。頂芽は四角錐型で、尖った芽燐で覆われる。 | 冬芽 丹沢 唐沢峠 060129 |
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縁が赤みを帯びた新葉が展開中。スイカズラ科のウツギの芽吹きはどれもよく似ている。 | 芽吹き 上野原市 秋山 200408 |