ツワブキ |
学名 | Farfugium japonicum |
別名 | ||
石蕗 | 分類 | キク科ツワブキ属 (常緑多年草) |
葉に光沢があるための艶蕗がなまったための名とされる。 | APG分類 | キク科ツワブキ属 (常緑多年草) |
原産・分布 | 本州(福島県・石川県以南)、四国、九州、沖縄。朝鮮半島、台湾、中国南東部。 | |
神奈川県 | 。 | |
花の時期 | 10月〜12月 |
海岸近くの岩場や崖などに生える。内陸の山野にはあまり見ない。あっても逸出が多い。常緑で冬に黄色い花をつける草本として、庭園や公園などに植えられる。園芸品種も多い。
陽射しがある中でよく成長し群生するが、日陰でも繁殖する。写真は明るい雑木林の林床の群生。伸ばした花茎が、一斉に陽射しの方向に向いている。
東京都皇居東御苑231213
フキと同じで葉は全て根生葉。20〜40cmの葉柄の先に腎心形の常緑の葉をつける。葉身は厚く光沢がある。
横浜市港北区(植栽)101215
10月ころから花茎を伸ばし、途中分岐して先端に黄色い頭花を散房状につける。花茎は30〜70cmの高さになる。
花は周辺に舌状花、中心に筒状花をつける多くのキク科の花と同様の構造で、フキとは大きく異なる。
花言葉 「謙譲、謙遜、愛よ蘇れ、困難に負けない、先を見通す力」など。日陰でも常緑の葉を茂らせ、花をつけることからか。
横浜市港北区(植栽) 231204
中心部の筒状花は両性花で、雌性の舌状花が周囲に一列につく。周辺の舌状花が先に咲き、筒状花は後から咲き始める。また、筒状花は初め雄性期で後に雌性期になる。
写真は先が2裂した花柱が見えているので雌性期。
横浜市港北区(植栽) 231204
花の最後の頃。舌状花の柱頭は役目を終えて萎れている。
横浜市港北区170216
果実は痩果で、褐色の冠毛がある。
種子は線形〜紡錘形で、充実したものは紡錘形になる。痩せている場合はシイナが多く、播種しても発芽しない。
横浜市港北区150110
春になると古い葉の下から新葉が伸びてくる。新しい葉は柔らかな毛に覆われている。
横浜市港北区240307