サラシナショウマ

学名 Cimicifuga simplex
別名
晒菜升麻 分類 キンポウゲ科サラシナショウマ属 (多年草)
サラシナは若葉を茹でて水にさらし山菜としてもちいたことによる。升麻(ショウマ)は、同属種の根茎の生薬名で、本種の中国名でもある。 原産・分布 北海道、本州、四国、九州。朝鮮、中国、シベリア。
神奈川県 シイ・カシ帯の丘陵からブナ帯までの林内に生え、県央の沖積層を除きほぼ全域に分布する。
花の時期 8月〜10月


茎頂および分岐した茎の先に穂状花序をつける。
写真の茎頂は花が終わっている。
★薬効★解熱、解毒、扁桃腺、口内の腫れ。
生薬名は「升麻(しょうま)」。10〜11月に根を掘りあげ洗って日干しにしたもの。
小仏山地景信山 121027


葉は2〜3回3出複葉で、小葉は卵形で不揃いの鋸歯がある。
群馬県片品村尾瀬 100909


咲き始めの花序。
花言葉 「雰囲気のよい人、愛嬌、無邪気」
群馬県片品村尾瀬 100909


萼片が4〜5枚外側に花弁状につく。
花弁は雄しべに混ざって先端が曲がっているもの。
雄しべは多数。萼片、花弁ともに早期に落ちる。
小仏山地景信山 121027


花の散ったあと。一つの果柄に2個の袋果がつく。
小仏山地景信山 121027


先端が折れてしまった果穂。
実は10mmほどの袋果で、柱頭が残っている。
熟すと口が割れて種子がこぼれる。
大月市扇山  141127

樹げむのTreeWorld Top