モミジガサ |
学名 | Parasenecio delphiniifolius |
別名 | シドケ、モミジソウ | |
紅葉傘 | 分類 | キク科コウモリソウ属 (多年草) |
葉がモミジのように裂けることと、傘のように広がることからの名。キク科にはこれに類似の名前が多くややこしい。 | 原産・分布 | 北海道、本州、四国、九州。 |
神奈川県 | 全域に分布。シイ・カシ帯〜ブナ帯の湿った林床に生える。 | |
花の時期 | 8月〜9月 |
山地の林内に生える。群生することが多い。
茎は枝分かれせず高さ60〜80cmになる。先に円錐花序状に頭花をつける。
上野原市秋山 140715
葉は互生する。
上部の葉は小型で中裂になり葉柄も短い。
上野原市秋山 140815
下部の葉は深裂し、葉柄が長く基が茎を抱く。
上野原市秋山 120817
一つの頭花は5つの筒状花からなる。雌しべの先の柱頭が2裂している。
外側を包む苞、総苞が白く花冠も白いため全体に白一色。
上野原市秋山 120817
芽生え。
★食★葉が広がる前に山菜として利用される。
山菜名はシドケ。山菜としての地方名がいろいろある。
ほろ苦さがある。天ぷら、おひたし、あえもの、汁の実なんでも美味しい。
注意する植物はヤマトリカブト。葉の裂け方を比較すること。
上野原市秋山 150421