ミズヒキ

学名 Antenoron filiforme
別名 ハチノジグサ
水引 分類 タデ科ミズヒキ属 (多年草)
花の上半分が赤、下半分が白色をしていることから、贈答品につける飾り紐にたとえた名。 APG分類 タデ科イヌタデ属 (多年草)
原産・分布 北海道、本州、四国、九州、沖縄。中国、ヒマラヤ。
神奈川県 全域に普通に生える。
花の時期 8月〜11月


群生。日影〜半日影で群生して大きくなり1m近くになる。
全国に普通に分布するが、九州南部や南西諸島では希少種で、沖縄では絶滅危惧種に指定されている。
群馬県みなかみ町赤谷 140906


葉は互生、広楕円形で先が尖る。
横浜市港北区篠原園地 101020


中央付近に油のシミ状の斑紋ができた葉。「八」の字に見えるので地方名の元になる。
横浜市港北区 230606


葉柄の基部に、茎をまいて托葉がある。この托葉はタデ科の特徴。
横浜市港北区篠原園地 101020


初秋に茎頂に総状花序を出す。
花は基部から上に順に咲く。
開花に従って花軸が伸び30cmくらいになる。
写真の上部は開花中、下部は実になっている。
横浜市港北区篠原園地 100915


花被片は4枚で。
上が赤、下が白色になっている。これがお祝いの袋の飾り「水引」を連想させる。
花被片が閉じて、先から白いカギ状突起になった花柱が出ているのは果実。
横浜市港北区篠原園地 101013


横浜市港北区篠原園地 050916


花柱の変化した突起で獣毛や衣服につきやすくなる。いわゆるひっつき虫の仲間。
上野原市秋山 151006


根。細いヒゲ根が中心
成長時期であり根も盛んに成長(新陳代謝)している。白い根が新しい成長中の根。段々と黒くなり絡みついているだけのが死んだ根。
新しい茎の横に黒く枯れた昨年の茎が残る。短い地下茎(根茎)から新しい茎が株立ちして繁殖する。
上野原市秋山 230530

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