イタドリ |
学名 | Reynoutria japonica |
別名 | スカンボ、スイバ、イタズリ、サシドリ、サトガラ 虎杖(中) |
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虎杖、痛取 | 分類 | タデ科イタドリ属 (多年草) |
薬用に用いて擦り傷などでの痛みを取ることから痛み取りが転じた。表皮から糸スジをとることから糸取りが転じたとする説もある。虎杖は中国名。 | 原産・分布 | 北海道、本州、四国、九州、沖縄。朝鮮、中国。 |
神奈川県 | 全域に普通に分布。平地から山地までいたるところに生える。 | |
花の時期 | 7月〜10月 |
地下茎で殖え、日当たりの良いところではよく繁茂するため薮状になる。
茎は上部で分岐し高さが1.5mほどにもなる。
上野原市秋山 140916
葉は互生、葉身は卵形で先が尖る。縁は全縁で波うつ。
茎の節および葉柄は赤味を帯びる。
群馬県みなかみ町赤谷 121007
花は葉腋からでる枝に円錐状につく。
雌雄異株。この写真は雄株で雄花。雄しべは8本、小さな雌しべがある。
上野原市秋山 140916
花や実が赤いものをベニイタドリ(メイゲツソウ)と呼ぶそうだ。
この写真は雌株。雌しべに花柱が3個あり、突き出て広がっているのが分かる。
上野原市秋山 120831
果実は翼果。雌花の花被片が花後も残り、痩果を包むようにして翼になる。
上野原市秋山 121010
早春の芽生え。赤味を帯びる。
上野原市秋山 150410
葉柄の基部に腺点がある。蟻がいつも舐めにきている。
上野原市秋山 160418
多くの緑の葉の中で数枚に色がついていた。紅葉と言っていいのかどうか分からない。
秋の遅くまで緑の葉がしっかりとしている。
上野原市秋山 151109