イヌショウマ |
学名 | Cimicifuga japonica |
別名 | ||
犬升麻 | 分類 | キンポウゲ科サラシナショウマ属 (多年草) |
役に立たないショウマの意。升麻(ショウマ)は、同属種の根茎の生薬名で、本種の中国名でもある。 | APG分類 | キンポウゲ科サラシナショウマ属 (多年草) |
原産・分布 | 本州(関東〜近畿)。 | |
神奈川県 | 山地のブナ帯を除き、全域に普通に分布する。 | |
花の時期 | 8月〜10月 |
山道や林縁のやや湿った場所に生える。
花茎は40〜80cmになる。葉は根生葉のみで、通常茎葉は無い。
神奈川県葉山町三浦アルプス 231019
根生葉は2回3出複葉で、小葉は円心形で浅く3〜5裂する。縁には粗い鋸歯と短毛がある。
山梨県大月市扇山 150929
花茎はほとんど分岐せず、40〜80cmの高さになり、茎の先に10cm前後の穂状花序をつけブラシ状になる。花は花序の軸に無柄でつく。花は下部から順次上に咲く。
花言葉 「逃げる、控えめ、自由」など。
神奈川県葉山町三浦アルプス 231019
充実した株は、花茎の先で分岐し複数の花序をつける。
神奈川県葉山町三浦アルプス 231019
蕾は球形で無柄で花軸につく。開花すると萼片、花弁は落ちてしまい、雄しべ雌しべが残る。雄しべは多数。中に雄しべより短い雌しべが1つ混ざる。
神奈川県葉山町三浦アルプス 231019
実は4mmほどの袋果。写真は花の直後。まだ柱頭が見える。
山梨県大月市扇山 150929