アカショウマ

学名 Astilbe thunbergii
別名
赤升麻 分類 ユキノシタ科チダケサシ属 (多年草)
花序の形がサラシナショウマに似ていて、根茎が赤味を帯びているためについた名。 APG分類 ユキノシタ科チダケサシ属 (多年草)
原産・分布 本州(東北南部〜近畿)、四国。
神奈川県 沖積地を除きシイ・カシ帯からブナ帯まで全域に広く生える。
花の時期 6月〜7月


明るい林内あるいは草地に生える。

上野原市秋山 140715


通常は目立たないが、白い大きな花序が長い花茎の先につくので、花の時期になると遠くからでも存在が分かるようになる。
上野原市秋山 170626


春の芽吹きは、3回3出複葉の葉を地際から1枚だけ出す。その後、花茎が伸びるに従い茎葉が2〜4枚ほど互生に展開する。上部にいくと2回3出あるいは1回3出複葉になる場合がある。
葉柄の付け根の節は赤味を帯びる。
上野原市秋山 140611

3回3出複葉の小葉群。小葉は卵形で先が尾状に尖る。縁には浅い重鋸歯がある。葉柄に近い小葉の基部は浅い心形になる。
横浜市港北区篠原町 230504


茎の先端に花序ができ、細かい蕾がたくさん付く。
茎の各節も赤味を帯び、褐色の鱗片状の毛があるのが分かる。
上野原市秋山 150520


花序は大きな円錐状で、側枝は分岐が少なく、基に近いほど長く斜上する。
花言葉 「恋の訪れ」

上野原市秋山 140622


花は白色で花弁は線状のさじ型、雄しべより短い。
上野原市秋山 130622


実は刮ハで熟すと2裂する。
上野原市秋山 140808

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