ウリハダカエデ

学名 Acer rufinerve
別名  
瓜膚楓 分類 カエデ科カエデ属 (落葉高木)
樹皮が暗緑色で、マクワウリの実に似ているための名。 原産・分布 本州、四国、九州(屋久島まで)
神奈川県 丹沢、箱根、小仏山地に普通に分布する。
用途 庭木、家具・器具材
山地に普通に生える。ブナ帯下部の落葉広葉樹林帯に多い。
樹皮に特徴があり、名前の元になっている。老木になると灰色になり、浅い裂け目ができる。
全体的な特徴が、ホソエカエデと似ており、神奈川県では、ほぼ同じ分布をしているため、普通は混同していることが多いようだ。


丹沢
鍋割山
041106
葉は対生し、葉身はやや扇状5角形で、上部が浅く3裂する。縁には細かい重鋸歯がある。
ホソエカエデとの見分けは葉でおこなう。


群馬県
水上町
赤谷
060805
雌雄異株。
花は5月に、若枝の先に、細長い総状花序を作る。雌花は雄しべが退化し、雄花は雄しべが退化している。花弁、萼片は5枚ずつ交互に付く。
雄花

群馬県
水上町
赤谷
050506
秋に、カエデの仲間としては、やや大きめの翼果がなる。果序は総状に下垂し、長さが10cm前後。翼果は2.5〜3cmで、2枚の翼は斜めに開く。 若実

秋田県
鳥海山
060830
秋の紅葉は鮮やか。 紅葉

丹沢
鍋割山
041106
若い枝は、緑褐色で無毛。冬芽は、少し赤みがかかり、大きく長卵形で、先が尖る。また冬芽の基部には短い柄がある。 冬芽

丹沢
表尾根
060223
冬になっても落ちない種子。果柄だけが遅くまで残ることもあるが、種子ごと枝についているのは何故なのだろう。 冬の梢

群馬県
水上町
赤谷
130113

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