ツノハシバミ |
学名 | Corylus sieboldiana |
別名 | ナガハシバミ | |
角榛 | 分類 | カバノキ科ハシバミ属 (落葉低木) |
ハシバミの語源については、葉皺実(ハシワミ)、榛柴実(ハリシバミ)、葉柴実(ハシバミ)などいろいろあるが定かでない。角のあるハシバミの意。 | 原産・分布 | 北海道、本州、四国、九州、朝鮮 |
神奈川県 | 丘陵地〜山地に広く分布する。 | |
用途 | (特になし) | |
山地に生え、高さ4〜5mになる。林縁などで株立ちとなり、枝を横に長く伸ばす傾向がある。 |
冬の枝 丹沢 水の木 060320 |
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樹皮は灰褐色で皮目が目立つ。 |
若幹 丹沢 水の木 060320 |
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雌雄同株、雌雄異花。 3〜4月、葉より先に花が開く。雄花序は、カバノキ科の仲間と同様に、穂状花序を下垂する。雌花序は、数個の花が頭状に集まり、赤い花柱がひげのように、芽鱗からのぞく。 |
花 丹沢 水の木 060320 |
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花が終わると、葉の新芽が大きくなる。 | 新芽 長野県 黒姫 070429 |
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葉は互生し、葉身は卵形あるいは広倒卵形、基部は円形または浅い心形、縁に欠刻のある重鋸歯がある。 | 葉 群馬県 みなかみ町赤谷 051002 |
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果実が独特の形をしている。果序は1〜4個が集合し、筒状の総苞がくちばし状に伸びる。 この形状から名前がついた。 |
若実 群馬県 みなかみ町赤谷 051002 |
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総苞の中には1つの堅果が入る。この堅果には、「柴栗」の名がある。果実は10月に熟し、食べられる。 ヨーロッパ原産のセイヨウハシバミがヘーゼルナッツのこと。 |
実断面 上野原市 秋山 161004 |
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秋、まだ葉が落ちる前に来年の雄花序の白い蕾ができていた。。 | 雄花序 上野原市 秋山 161003 |
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冬芽は扁平な広卵形。葉芽、雌花の芽は紅紫色でつやがある。 | 冬芽 丹沢 大室山 070201 |
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オトシブミの一つ。ミヤマイクビチョッキリによる揺籃。 葉の先が両側から切られ、右に偏った位置で揺籃が作られる。揺籃の形は円錐形。卵は葉肉内に埋め込まれている。 |
葉揺籃 群馬県 みなかみ町 赤谷 090801 |