カキノキ |
学名 | Diospyros kaki |
別名 | カキ Kaki(英)、Kaki(仏) |
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柿 | 分類 | カキノキ科カキノキ属 (落葉高木) |
赤い実のなるさまから、赤き実あるいは、赤木が略されて「カキ」になった。 | 原産・分布 | 中国原産(奈良時代に渡来) 本州(西部)、四国、九州で栽培 |
神奈川県 | 全域の林地に分布するが、栽培の逸出。 | |
用途 | 庭木、果樹 | |
果樹のため植栽され剪定されていることが多い。枝分かれは多く混んだ印象の樹形になる。 秋は紅葉し、冬には赤い実が枝にぶら下がり、日本の里の風景の一部になっている。 |
幹 横浜市 鶴見区 花木園 041107 |
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幹は茶褐色で、不規則に細かく割れ亀甲状になる。 | 幹 横浜市 港北区 011216 |
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葉は互生で、葉身は広楕円形、倒卵形など。縁は全縁。 抗菌作用がありお弁当のおにぎりを包んだり、寿司を包んだりする。奈良県、和歌山県、石川県では郷土料理として柿の葉寿司が有名。 ★薬効★高血圧、咳、内出血(潰瘍など)の止血。5〜6月に採取、蒸して陰干しにして細かく刻んで用いた。 |
葉 横浜市 鶴見区 せせらぎ緑道 040510 |
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雌雄同株、雌雄雑居性。雄花は集散花序に数個づつ付き、雌花は葉腋に単生する。 | 雌花 横浜市 鶴見 せせらぎ緑道 040510 |
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液果は品種により、形や大きさがまちまちになる。写真は甘柿のジロウ? ★薬効★しゃっくり、ゲップ。生薬名は「柿蔕(してい)」。果実のヘタの部分を日干しにしたもの。横隔膜の痙攣を鎮静させる働きがある。 |
実 川崎市 中原区 (植栽) 041118 |
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秋には綺麗に紅葉する。柿の葉の紅葉では写真のような丸い模様ができることがある。 →「いろいろな紅葉」 |
紅葉 横浜市 鶴見区 せせらぎ緑道 041107 |
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冬芽は丸みのある三角形。頂芽、側芽ともに大きい。 | 冬芽 川崎市 高津区 (植栽) 050124 |
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葉痕は大きく、維管束痕は一個。 | 葉痕 横浜市 港北区 篠原園地 070110 |