ヒュウガミズキ |
学名 | Corylopsis pauciflora |
別名 | イヨミズキ | |
日向水木 | 分類 | マンサク科トサミズキ属 (落葉低木) |
「日向」については、宮崎県の自生は、後年の発見であり、日向地方ではなさそう。トサミズキに対して小さいので、ヒメミズキが訛った、あるいは、自生発見が京都付近なので、「日向守光秀」から、など諸説あり。 「水木」に関しては、ミズキ科とは関係ないので、こちらも不明。 |
原産・分布 | 本州(石川県、福井県、岐阜県、京都府、兵庫県)、四国(高知県)、九州(宮崎県)、台湾 |
神奈川県 | 自生はないが、公園などに多く植えられている。 | |
用途 | 庭木、公園樹 | |
枝は細く、多く分岐し、高さ2〜3mになる。 3〜4月に展葉に先立ち、小型の花序を下垂する。小さな黄色い鐘が、枝に沢山ぶら下がっているように見える。 |
花樹 横浜市 港北区 080319 |
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仲間のトサミズキは、7〜8個の花を下垂するので、穂状花序だが、本種の花序は、2〜3個の花からなる。 | 花 品川区 林試の森 050325 |
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柔らかい葉を、横に広げ、若葉の頃は赤みを帯びて美しい。花期から初夏まで楽しめるので、庭木として多く植えられている。 仲間のトサミズキと同様に蛇紋岩地の、やせ山に生えるとされる。 |
葉樹 横浜市 富岡公園 040521 |
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葉は対生し、葉身は卵形。縁には鋸歯がある。裏面は有毛だが、後に無毛となる。 | 葉 横浜市 富岡公園 040521 |
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冬芽は3〜6mmと小さく。花芽は広卵形、葉芽は紡錘形になる。 | 冬芽 横浜市 鶴見区 050210 |