ヒメヤシャブシ

学名 Alnus pendula
別名 ハゲシバリ、ガケシバリ、ヤマシバリ、ハクサンミネバリ
姫夜叉五倍子 分類 カバノキ科ハンノキ属 (落葉小高木)
ヤシャブシと比べて、樹が小型、あるいは葉が細身なのでヒメがついた。ヤシャブシを参照。 原産・分布 北海道、本州(日本海側)、四国。
神奈川県 本来の自生は無い。丹沢、箱根で植採され、逸出がある。
用途 砂防・緑化樹
痩せ地や崩壊地に自生する先駆樹種。樹高は10m以下。枝は暗灰褐色でよく分枝する。
日本海要素の樹で神奈川に自生は無い。ハンノキの仲間は、根に根粒菌を持ち、痩せ地でもよく生育するので、昔から砂防・緑化樹として使われていたらしい。別名の多くはその使われ方に由来する。

見分け方(ヤシャブシ)


丹沢
水の木
040430
樹皮は暗灰褐色で皮目が縦に並ぶ。

群馬県
みなかみ町
赤谷
090801
葉は互生し、葉身は狭卵形または広披針形で、長さが5〜10cm。側脈が16〜26対あり、全体的に細長い特徴がある。

丹沢
塩水沢
040802
雌雄同株雌雄異花
4月ころ、枝先に雄花序が無柄で1〜3個垂れ下がる。雄花序のすぐ下の葉腋に雌花序が3〜6個総状につき、垂れ下がる。
写真はまだ未成熟。
花序

丹沢
神ノ川
090330
果穂は長さ1.5cmの楕円形。雌花序、果穂が下垂するのが、本種の特徴。 果穂

丹沢
塩水沢
040802

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