ガクウツギ | 学名 | Hydrangea scandens |
別名 | コンテリギ、スッポン、トーシン、ツキダシ | |
額空木 | 分類 | ユキノシタ科アジサイ属 (落葉低木) |
ガクアジサイに似たウツギの意?。別名は葉に独特の光沢があるため。 | 原産・分布 | 本州(関東地方以西、太平洋側)、四国、九州 |
神奈川県 | 丹沢、箱根、小仏山地に普通。丘陵地にも見られる。 | |
用途 | 特になし | |
山地の林下に生え、高さは約1.5mになる。よく分岐し、枝は開出する。 低木であるウツギの多くは、林縁など明るいところを好むが、ガクウツギはむしろ日陰を好むようだ。 ウツギの花 |
樹 丹沢 塩水沢 070603 |
|
若枝は淡褐色(冬芽の写真)、翌年に灰白色となる。 |
幹 上野原市 秋山 161019 |
|
空木の名だが、実際は芯(髄)がある。地方によりこの髄を灯心としたため、あるいは髄を取り出すときの方法や音からの地方名が多い。 | 幹 上野原市 秋山 161108 |
|
葉は対生する。葉身は長楕円状披針形で先は尾状に尖る。縁には低い鋸歯があり。表面は緑色でやや光沢がある。別名のコンテリギ(紺照木)の由来である。 | 葉 丹沢 塩水沢 070603 |
|
花は5〜6月、枝の先に散房花序をつける。縁に、萼の変化した装飾花がある。萼片は3片が大きくなるが、大きさがばらばらなのが特徴。 | 花 丹沢 神の川 070603 |
|
果実には花柱が残り、熟すと花柱の間で裂開し種子を出す。 | 未熟実 上野原市 秋山 160601 |
|
冬芽は混芽で、早くに落ちる薄い芽鱗に包まれる。 | 冬芽 上野原市 秋山 160210 |