ハリギリ

学名 Kalopanax pictus
別名 センノキ、リュウキュウハリギリ、ミヤコダラ
針桐 分類 ウコギ科ハリギリ属 (落葉高木)
キリに似ているが、枝や幹に棘が多いため。 原産・分布 北海道、本州、四国、九州、朝鮮、中国、樺太
神奈川県 全域に分布する。丹沢のブナ帯では、変種のケハリギリになる。
用途 公園樹、建築・家具・器具材
丘陵〜山地の、落葉広葉樹林に生える。幹は直立して20mになる。写真は、丹沢ブナ帯のケハリギリの大木。

丹沢
熊笹の峰
070603
ハリギリ樹
樹皮は黒褐色で、縦に深く裂け、若い幹では棘が残る。
老木になると、上の写真のように裂け目は浅くなる。


神奈川県
二宮町
040410
ハリギリ幹
枝は灰色を帯びて太く、大きな棘と皮目がある。棘の無いものもある。

横浜市
根岸森林公園
040912
葉は、枝の先に集まって互生する。葉身は、掌状に5〜9裂し、表面は無毛、裏面は葉脈上に毛がある。裂片の縁には、不整の細鋸歯がある。
★食★ウコギ科の芽や若葉は山菜になるものが多い。ハリギリの若い葉も、天ぷらなどにしてクセがなく美味しい。


横浜市
富岡公園
040521
ヤツデと同じように、球状の散形花序を総状に多数つける。

新潟県
長岡市
悠久山
080717
ハリギリ幹
実は、秋に黒く熟すが、ヤツデの実によく似る。

神奈川県
二宮町
051023
一年枝は太く、灰褐色で、するどい刺がある。冬芽は、半球形あるいは円錐形で、2〜3枚の芽燐が見え、暗紫褐色、無毛。 冬芽

神奈川県
二宮町
070113
葉痕は、細長いV字形で、同じウコギ科のヤツデなどと似ている。側芽は小さい。
葉痕

神奈川県
二宮町
070113

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