ワレモコウ

学名 Sanguisorba officinalis
別名 エビスネ(古)、ダンゴバナ、ボンバナ
地楡(中)
吾木香 分類 バラ科ワレモコウ属 (多年草)
茎葉に香気があるのでキク科の木香から転じた、あるいは家紋の木瓜モッコウ)に花の形が似ているため、などの説がある。 原産・分布 北海道、本州、四国、九州。朝鮮、中国、欧州。
神奈川県 全域に普通に分布。山地から低地までの草地に生える。
花の時期 8月〜10月


山野の日当たりのよい草地に生える。人為的に維持された草地に多い。夏の花の例にもれず、茎は1mほどになり、よく分枝し先に赤紫色の楕円形の花序をつける。
目立つ花ではないが秋の風情に合うためか、多くの詩歌など文芸作品に登場する。
上野原市扇山 140902


葉は奇数羽状複葉で小葉が5〜13枚つく。小葉は長楕円形で鋸歯がある。
群馬県みなかみ町赤谷 121007


花は、小さな花が密集した1〜2cmほどの穂状花序。
花弁は無く、4枚の萼が花弁のようにも見える。花序の先の方から順番に開花し、咲いている時はピンク〜白色になる。
写真の花序の左半分はまだ蕾。
花言葉 「物思い、愛慕、感謝、変化」
上野原市扇山 140902


結実しても外見はほとんど変わらない。花の後の萼が残り、中に痩果が入っている。
群馬県みなかみ町赤谷 121007


熟した痩果。薄い果皮に1つの種子が包まれている。
上野原市扇山 150301


播種1年目の実生苗。小さな3出複葉が根生する。
実生の発芽率はあまり良くない。
上野原市扇山 150615

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