ツリガネニンジン |
学名 | Adenophora triphylla var. japonica |
別名 | トトキ、シャジン | |
釣鐘人参 | 分類 | キキョウ科ツリガネニンジン属 (多年草) |
花の形を釣鐘に、その白く太い根を朝鮮人参にたとえた名。 | 原産・分布 | 北海道、本州、四国、九州。サハリン、千島列島 |
神奈川県 | 低地から山地まで、市街地を除き全域に分布。丘陵地では減少傾向にある。 | |
花の時期 | 8月〜10月 |
山地の明るく開けた草地に生える。
花期には1mくらいの高さに花茎を分岐させずに伸ばし、茎頂に淡紫色〜白色の花を数段にわたって輪生させる。
キキョウ科の根は直根で太いものが多い。
群馬県みなかみ町赤谷 090802
★薬効★去痰
生薬名は「沙参(しゃじん)」。
根を刻んで日干しで乾燥させたもの。
茎葉は下部に多く、通常4枚が輪生する。
卵状長楕円形で葉柄はごく短く、縁には鋸歯がある。
横浜市港北区篠原園地 100920
花は釣鐘形。先は5裂しやや広がる。
花柱は花冠から突き出て、先が3裂する。
萼裂片は線型で5枚。
花言葉 「詩的な愛、優しい愛情、感謝、誠実、遠慮」
上野原市秋山 130818
果実は刮ハ。
横浜市港北区篠原園地 101006
若い茎や葉。細毛が密生した葉が無柄で十字に対生するので見つけやすい。
まだ春に出る若芽を山菜として食べる。
上野原市秋山 140710
★食★山菜名はトトキ。
「山で美味いはオケラにトトキ」と長野県では唄われる。山菜として全国的に利用されている。
独特の香りがありてんぷらでも湯がいても美味しい。繊維がしっかりしているので細かく刻んだ方が食べやすい。
充実した株では複数の茎が立つので、必ず数本は残して採取すること。