スズメウリ |
学名 | Melothria japonica |
別名 | ||
雀瓜 | 分類 | ウリ科スズメウリ属 (つる性一年草) |
カラスウリに似て果実が小さいことからスズメに例えた名。 | 原産・分布 | 本州、四国、九州。 |
神奈川県 | 全域に分布し、普通に生える。 | |
花の時期 | 8月〜9月 |
明るい草地や水辺、ヤブの中などに生える。細い蔓で葉も小さく、他の植物を覆って繁茂するようなことはなく、カラスウリとは異なり繊細な印象である。
上野原市秋山 200929
蔓には荒い毛が散生する。節(葉腋)からは通常巻き蔓1本、花柄2本が出るが、場合により分岐して新しい蔓が伸びる。
写真は右方向に巻き蔓、下方向に果柄と左下に花殻が落ちた花柄、下から左に新しい蔓が分岐している。
上野原市秋山 200929
葉は互生し三角状心形で先が尖る。縁は荒い鋸歯がある。
葉表には荒い毛がありざらつく。
上野原市秋山 200922
雌雄同株、雌雄異花
つるの各節に葉が互生し、葉腋から2本の花柄をのばす。
写真は雄花。花弁が5枚、黄色い葯が目立つ。
花言葉「いたずら好きの」
上野原市秋山 200922
葉腋につく2つの花は写真のように雄花と雌花の場合もあるが、パターンは様々なようだ。下の果実の写真では2つとも雌花。
雌花は子房が大きく下垂する。
蔓の先端の葉腋には、総状の花序が着く場合もある。
上野原市秋山 200922
果実は受粉後に膨らみきれいな球形になる。
上野原市秋山 200922
果実は液果で、熟すと灰白色になり果皮が透けてくる。
上野原市秋山 210127
種子は扁平の楕円形で6mmほど。果実の中に重なって詰まっている。
上野原市秋山 210127