メマツヨイグサ |
学名 | Oenothera biennis |
別名 | ツキミソウ | |
雌待宵草 | 分類 | アカバナ科マツヨイグサ属 (二年草) |
先に渡来したオオマツヨイグサに対して花が小さいのでついた名。マツヨイグサは花が夕方から咲くことから。「ヨイマチグサ」は竹久夢二の間違い。 | APG分類 | アカバナ科マツヨイグサ属 (二年草) |
原産・分布 | 北アメリカ原産。明治中期に渡来。 | |
神奈川県 | 自生は無い。 | |
花の時期 | 6月〜9月 |
野山の道端、草地、荒れ地などに生える。
マツヨイグサ属は日本には自生種が無くすべて外来種である。本種は、先に渡来していたマツヨイグサ、オオマツヨイグサを駆逐していると言われる。
あまり分岐せず高さ50cm〜1.5mになる。
上野原市秋山 180801
葉は互生し長楕円状披針形。先は尖り縁には低い鋸歯がある。
上野原市秋山 180801
花は夕方から咲き始め、朝になるとしぼむ。黄色くきれいでお月見の季節に夜咲くことから、文学作品にも登場し話題になった。
花は2〜5cmで、仲間のオオマツヨイグサ(5cm以上)よりも小型。
雄しべは8個、雌しべは1個で先が4裂する。
花言葉「浴後の美、無言の恋、ほのかな恋、移り気」などいろいろ。すべて思い込みの印象に思える。
上野原市秋山 140829
上部の葉腋に1つづつ花を付け、茎の成長に合わせて咲くので、先端部に花序があるように見える。
朝に萎れ始めた花。
上野原市秋山 150818
実は刮ハで円柱(四角柱)状。先が四裂し種子がこぼれる。
茎や果実には上向きの毛がある。
上野原市秋山 151006
刮ハは細長い4つの部屋に別れ、各室に種子がぎっしりと詰まっている。
種子は1mmほど。方眼は1mm。
上野原市秋山 151006
二年草。
1年目の春に発芽し、根生葉だけで育つが秋には大きなロゼットになる。翌春(二年目)、花茎を伸ばし上のような花をつける。開花、結実した株は枯れる。
上野原市秋山 151001
写真は冬のロゼット。葉の先が赤味を帯び、独特の色合いになる。
根は太い直根になる。イノシシが冬の食料として好む。
群馬県みなかみ町赤谷131207