メハジキ |
学名 | Leonurus japonicus |
別名 | ヤクモソウ(益母草) | |
目弾き | 分類 | シソ科メハジキ属 (越年草) |
茎に弾力性があり、子供が短く切って目蓋に貼り付け、目を開くことで弾き飛ばして遊んだことによる名。 | APG分類 | シソ科メハジキ属 (越年草) |
原産・分布 | 北海道、本州、四国、九州、沖縄。朝鮮、中国、ロシア沿海、東南アジア | |
神奈川県 | シイ・カシ帯に分布。草地、荒れ地、道ばたなどに生える。 | |
花の時期 | 7月〜9月 |
野原や道ばた、荒れ地など開けたところに群生する。草丈は通常1mほどだが、花の時期には2mになる場合もある。
葉が深裂し羽状に切れ込むので、風でそよいだりすると柔らかい印象に見える。
茎、葉の全体に白い毛が密生する。
★薬効★全草が産前産後、婦人病に使われる薬草となる。生薬名「益母草(やくもそう)」。花期の地上部を採取して日陰で乾燥させる。
上野原市和見 230707
成長途中の葉。葉は対生する。
茎葉は深く3裂あるいは全裂し、裂片もさらに羽状に切れ込むため、写真のように線形の葉に見える。
上野原市和見 230707
夏の終わりから茎の上部の葉腋に数個づつかたまって、淡紅色の小さな花がつく。上部の葉は写真のように線形の細長い歯が対生につく。その基部に花がつくため、花は段状に咲く。
上野原市和見 230918
段状に咲く花。
上野原市和見 230918
花は唇形花。
花弁は2個。上弁はスプーン型で外側は白色、下弁は3裂して、中央の裂片が斜め下に突き出る。淡紅色の班が目立つ。上弁の内側に沿って、4本の雄しべがある。
萼は筒状で5裂して、裂片の先は鋭く尖る。萼の下、花序の下にやはり刺針状の短い苞がある。
上野原市和見 230918
花の後は、萼が残る。
上野原市和見 230918
残存した萼の中に種子ができている。
★薬効★種子も目の疾患や利尿などの生薬になる。
上野原市和見 230918