キュウリグサ

学名 Trigonotis peduncularis
別名 タビラコ
胡瓜草 分類 ムラサキ科キュウリグサ属 (越年草)
葉を揉むとキュウリの匂いがするための名。 原産・分布 北海道、本州、四国、九州、沖縄。アジアの温帯、暖帯に分布。
神奈川県 丹沢の高標高部を除き全域に普通に見られる。
花の時期 3月〜5月


道端や空き地などに多い。
春先の他の雑草と混ざると見つけにくい。
先端に青みがかった小さな花をつけた茎が立ち上がる。
上野原市秋山 180502


花の時期はロゼット状の株から花茎を複数本伸ばす。
根生葉は、長い柄の先に楕円の葉があるスプーン状。
上野原市秋山 160411


茎葉は互生し両面に細かい毛がある。茎葉は無柄。
葉を揉むとキュウリの匂いがする、というがそれほどハッキリとした匂いと思えない。
上野原市秋山 100426


茎の先に独特の巻散花序(単集散花序)をつける。たくさんの蕾を渦を巻くようにつける花序。この花序をサソリ型花序とも呼ぶ。花は茎の基部から上に順次咲いていく。
花言葉 「愛しい人へ真実の愛」
上野原市秋山 160411


花は直径2〜3mm、淡青紫色で花冠は5裂する。
花が上に咲きあがるに従い渦巻きは真っすぐになり、茎の長さも伸びる。
上野原市秋山 150326


花が終わった茎は直線状でに30cmくらいになる。茎には実が互生につく。茎は微細な軟毛におおわれている。
上野原市秋山 180502


越年草であり、初夏に実は熟し種子ができる。
萼筒の中に4個の三角形の種子がある。自然と落下し、同じ場所に新しい芽を出す。
上野原市秋山 180516


秋には小さなロゼットができている。このまま冬を越す。
長い柄のあるスプーンのような小さな根生葉が、数多く重なり合う。
上野原市秋山 151013

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