カタクリ

学名 Erythronium japonicum
別名 カタカゴ(堅香子)
片栗 分類 ユリ科カタクリ属 (多年草)
カタコユリからの名。カタコとは古名カタカゴからの変化とされている。カタカゴは臼でついて粉にし、掻(か)き集めたものの意。古くから良質のデンプンの材料であった。 原産・分布 北海道、本州、四国、九州。朝鮮、中国、サハリン
神奈川県 多摩丘陵から小仏山地にかけて自生する。神奈川RDBでは減少種とされ、横浜市や川崎市北部は絶滅したところが多い。
花の時期 3月〜5月


早春に花が咲き、他の植物が葉を繁らすころには種子ができ地上部は姿を消す。スプリング・エフェメラル(春植物)と呼ばれる。
通常葉は2枚で紫褐色の斑紋がある。
長野県黒姫アファンの森 070429


蕾は細長い。
群馬県みなかみ町赤谷 180407


20cmほどの花茎が立ち茎頂に淡紅紫色の花を一つ下向きにつける。
花被片は6枚で上に反り返る。
花言葉「初恋、嫉妬、寂しさに耐える」
群馬県みなかみ町赤谷 090426


花被片の中央を下から見るとW字のような斑紋がある。
虫への蜜の場所を示すサインとされる。
神奈川県自然環境保全センター 140408


若い実。3室ある刮ハ。裂開後、種子はアリに運ばれ土中に埋められる。
厚木市七沢 110429

樹げむのTreeWorld Top