カキツバタ

学名 Iris laevigata
別名
燕子花 分類 アヤメ科アヤメ属 (多年草)
書き附け花。 APG分類 アヤメ科アヤメ属 (多年草)
原産・分布 北海道、本州、四国、九州。シベリア南部、中国、朝鮮。
神奈川県
花の時期 5月〜6月


水辺や湿地、池などで生育する。基本的に水と日照を好む。種子でも増えるが、環境条件が良ければ根茎で繁殖して群生する。
アヤメ科の代表3種(アヤメ、ノハナショウブ、カキツバタ)はよく似ていて間違えられるが、外花被片の色と模様、およびその生育環境で区別ができる。
花茎の高さは40〜80cmで、花も大きく、葉の幅も広いため3種の中では一番大柄な感じがする。
上野原市秋山 190524


葉は長さ30〜60cm、幅は2〜3cmほどの線形で、向き合いお互いに2つ折りの状態で抱き合って3〜6枚根生する。表を内側に2つ折りになるため、先端まで葉裏を外にしている。先は尖鋭頭。
花茎は抱き合った葉の真ん中から立ち上がる。
上野原市秋山 230522


葉先。
葉の幅はアヤメ3種の中でもっとも幅広い。
上野原市秋山 230522


花の直径は10cm、中央から基部にかけて白い筋が入る。内花被片(花弁)は長楕円形で立ち上がる。外花被片の基部上に被さるように3つある花被片状のものが雌しべ(花柱)になる。
花言葉 「幸運が訪れる、贈り物、高貴、思慕」など。
上野原市秋山 190523


上から見たところ。きれいな120℃刻みの3等分になっている。外花被片に被さっている花柱が一番上に重なっているのが分かる。この下に雄しべ(花柱の下に重なる)、内花被片(花柱の間から立ち上がる)、外花被片の順に層になっている。
上野原市秋山 190524

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