ホトトギス

学名 Tricyrtis hirta
別名
杜鵑草 分類 ユリ科ホトトギス属 (多年草)
花被片の斑点を、カッコウ科の鳥のホトトギスの胸斑になぞられた名とされる。 APG分類 ユリ科ホトトギス属 (多年草)
原産・分布 本州、四国、九州。
神奈川県 全域で普通に見られる。川岸などやや湿った草地や、疎林の下に生える。
花の時期 9月〜10月


山間のやや暗く湿ったがけ地などに多い。
茎は、傾斜地では下垂し、平坦地では斜上して伸びる。直上することはあまりない。
ホトトギスの仲間は日本を中心に東アジアに分布する。日本固有種も多いため、ホトトギス属の分化は日本を中心に起ったと考えられている。
山梨県上野原市秋山 110929


葉は狭い楕円形で先は尖る。基部は円形で茎を完全に抱く。葉脈は並行脈。
茎や葉に毛が多く、茎の毛は上向きに生える。
山梨県上野原市秋山 230820


茎や葉に毛が多く、茎の毛は上向きに生える。
山梨県上野原市秋山 230820


花は上部葉腋に1〜3個つき、上を向いて咲く。
蕾は砲弾のような形をしている。外花被片の基部に丸い膨らみがある。
山梨県上野原市秋山 120929


内側に紅紫色の斑点がある花被片は、反り返らずに斜上する。斑点は色や大きさ、密度などに個体差がある。
花言葉「秘めた思い、永遠にあなたのもの、永遠の若さ」など。
丹沢塩水川 040924


花被片は6個、雄しべは上半分が6裂して開き、先端に葯がある。
雌しべは上部で3裂し、先端がさらに2裂する。
山梨県上野原市秋山 110929


果実は刮ハで花と同様に上を向く。断面は三角で3室に分かれ、種子が詰まる。
山梨県上野原市秋山 110929


春の芽生え。
根生葉は丸みがある楕円形。濃緑色の斑点がある。
上野原市秋山 140415

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