ヒトリシズカ

学名 Chloranthus japonicas
別名 ヨシノシズカ
一人静 分類 センリョウ科チャラン属 (多年草)
白く清楚な花の様子を静御前にたとえた名。ヒトリは花序が一つであることから。 原産・分布 北海道、本州、四国、九州。朝鮮、中国、サハリン、アムール
神奈川県 全域の丘陵〜山地にかけて見られるが少ない。
花の時期 4月〜5月


一つの個体に4枚の葉と一つの花序がつくので分かりやすい。
葉は対生で2対が十字につき、節間が短いので輪生しているように見える。
よく群生しているので一人静という雰囲気ではない。
厚木市七沢自然保全センター 110429


白い独特の花穂。花被片は無く、雄しべと雌しべだけの花が複数ついている。
花言葉 「静謐、隠された美」
小仏山地石砂山 100418


一つの花の雌しべは1個、雄しべは3個からなる。
白い糸状に伸びているものは花糸で基部に黄色い葯がある。
花糸の上にある白い小さな玉は柱頭で、その基部の濃い緑色の部分が子房。
小仏山地石砂山 100418


葉が開くのと前後して花序も伸びる。
茎の下部の節に、鱗片状の葉がつくのが分かる。
小仏山地石砂山 110416


花が終わると花柄は横向きになり葉の陰になる。
果実は緑色で目立たない。
上野原市二十六夜山 130505

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