フデリンドウ |
学名 | Gentiana zollingeri |
別名 | ||
筆竜胆 | 分類 | リンドウ科リンドウ属 (越年草) |
茎の先に花のつく様子を筆に例えた名。 | 原産・分布 | 北海道、本州、四国、九州。朝鮮、中国、サハリン。 |
神奈川県 | 全域で普通に見られる。 | |
花の時期 | 3月〜5月 |
春先に明るい林床で落葉の間から僅かに顔を見せ、小さな花を咲かせる。草丈は5〜10cmほど。
千葉市若葉区小倉の森 140417
茎は数回枝分かれし、先に複数の花が集まってつく。
葉は茎の上半分に密に対生する。広卵形でやや肉厚。
千葉市若葉区小倉の森 130418
リンドウの花は日が当たると開き、曇ると閉じる。
花は花冠が5裂するが副片があるため10裂に見える。
花言葉「本当の愛、正義、高貴」
千葉市若葉区小倉の森 140417
実は刮ハで果皮が2裂すると種子が見える。
一般的に刮ハは、熟して乾燥すると裂開するのだが、フデリンドウは雨が降ると開く。雨の雫と一緒に飛び散る種子散布と考えられている。ちょうど梅雨のころになる。
種子を散布し終わると越年草であり夏の間は姿を消す。
上野原市秋山 170612
秋も深まると春の準備のため小さなロゼットが芽生える。
いわゆるロゼット(根生葉)ではないが、小さいので落ち葉の陰で冬を越す。
上野原市秋山 171102